*裏花*

■ 洋楽雑食レビュー*** ■■■■■   70'sHM-HR系から現在のコアシーンまで趣味物いろいろ。

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   edguy.jpg

   Edguy 「Hellfire Club」


という訳で引き続きでEdguy「Hellfire Club」

世間ではメロスピ?に属されてるみたいですが別にメロスピじゃありません。。
勿論ノクターナルライツと同じく純血ヘヴィメタル、それもルーツのはっきりとした正統な後継者。


今更なんだけど、例えばアイアンメイデンとかDIOとか、ハロウィンとか、ジューダスプリーストとか、
アクセプトとかみたいな古き良きヘヴィメタルの重鎮・・・を掘り起こして聴くのが面倒くさい。なんて人は
むしろこの「Hellfire Club」を聴けばそれでOK。上記バンドの現在進行形。
それがこのエドガイでありこのアルバムかなと(言い過ぎ?)


元々このバンドは1本筋の通った、何とも上質で真っ当なヘヴィメタルを聴かせてくれるバンドだったんですが、
如何せん真っ当すぎてというか純血すぎてというか、「ただの真似じゃん」みたいな見方が多く
あまり正当に評価されてこなかったんだよね。悲惨な事に


ただのハロウィンフォロワー 同じドイツの後輩パワーメタルバンドって事もあって、
それが一時の彼等に対する評価だったと思う

でも、やっぱりそれは違うよね。真似事でなくて彼等なりの消化と後継だった事は、意外な点で証明される
事になった訳で。それは、このエドガイのボーカリストであるトビアス・サメットのソロプロジェクト、
Avantasia。彼はこのバンドで「The Metal Opera」っていうアルバムを出すんだけど、

なんと参加者がハロウィンのマイケル・キスク、カイ・ハンセン、アングラのアンドレ・マトスに
ストラトのティモ・トルキに・・・一体どーなっちゃってんのこの豪華さは?って位の顔ぶれ
しかもそれだけじゃなくラプソディ、インペリテリからもゲストが参加し超豪華すぎる一大プロジェクトに
なっちゃってて。大体トビアスが作った曲にカイがギターを弾きキスクが歌って・・・
それだけで鳥肌モノなんですがー。内容にしても、このクレジットに負けない素晴らしい楽曲の数々。


勿論それはエドガイのトビアス・サメットによるもの。しかも、彼まだ20代よ?
散々ハロウィンのフォロワーだと市場でまともに評価されてこなかった若造のアルバムに、
ここまでの諸先輩方がわらわらと力を貸してくれる訳ないさね。


という訳で、頭が堅いだけの一部の辛気臭いレビュアーを見事に見返したトビアス君が、
早速自身のエドガイに戻って製作したのが「Hellfire Club」でした



んでこれがどう凄いのかって言えば・・・ Avantasiaの功績がどうだったとか一切抜きにして、
まず1曲目の「Mysteria」、これを聴いただけでもう鳥肌が立ってやまなかったのですが・・・( ゚Д゚)


正直な所を言うと、彼のAvantasiaを聴いたのはこれの後だったのよ。だからこの時点では
彼のサイドプロジェクトは未聴の身だったのですが、その私でもこのアルバムのあまりの出来に
感動すら覚えてしまって、何て言ったらいいのか。奇跡の名盤?にリアルタイムで立ち会えた、
本当にそんな感じですかね。2曲目で確信に変わりましたけど。んで3曲目が決定打。


その時点で冒頭3曲、この出色の出来映えにそこらのアルバムでは到底太刀打ち出来ない、
次元の違う満足度を得られたので正直、この後に何が来ても許す。うん、どんな凡曲の連続でも。

・・・とまで思えたのですが、やっぱり時代に残るアルバムってのは次元が違う訳で
4曲目、5曲目、そのままラスト12曲目・・・ボーナストラック・・・どこまで行っても落ちる所がない。
何なんだこれ、こんな全てが完璧なアルバムなんてあっていいんでしょうか
こんなの10年に1度しか出ないよ?間違いなくHM-HR史に残る名盤じゃないかと思う



全ての曲が、そこにあるべくしてある。全くもって一切の無駄がない・・・それでいて、やたらとカラフル。
コンセプトアルバムでもないし1曲1曲は全然違う顔を持ってるのに、何故か全てがまとまってる。

ヘヴィメタル然としたメイデンやDIOなんかまで彷彿させる曲から、ハードロックでキャッチーなものから、
シンフォニックにエピックに・・・引き出しも多くグローバルで全方位的、なのに散漫さは微塵もない。


確固とした自信と確立したアイデンティティ。いかにもバンドがバンドとして上昇気流に乗り、
自信に満ち溢れてるかがどこからでも伝わってくる。本当にすごい!
全編に漲るエネルギーと創造性、20代のパッション・・・それでいて大御所からの正統な後継。


まさしく彼等の再来。いろいろ聴くのが面倒ならこれ1枚で十分だ。音もいいし。

あぁ、サウンドプロダクションも超一級!特にドラムの音・・・これ凄いって。
躍動感まで見事に伝わってくる。この技術だけでも一聴の価値あるかも。
そんな訳で是非CDから聴いてほしい1枚でした。


Edguy 「Lavatory Love machine」

20代にしてはトビアスとドラムの彼以外は、かなり老けてるよなぁと思うこのバンド・・・
特に1人頭がやばいんですが(笑)
曲自体は最高に明るいロックンロール。ジャーマンバンドにしては遊び心満載な1曲だけど、
メタルの中に自然とこんな曲を入れてくるセンスはやっぱり20代ならではの新しい可能性かー


Edguy 「King Of Fools」

お得意のミドルなヘヴィチューン。実はサビはキャッチーなんだけど、
私はこのAメロのままの方が好きだったり・・・かなりツボ。サビに行かない方がいい(笑)


Edguy 「Mysteria」

これが1曲目。こんな素晴らしいナンバーなのに何故かPVがないっていう・・・
何かの映画との組み合わせPVが上がってたので持ってきたんだけど、
むしろこの映画が気になる(笑) 象が凄すぎ・・・
曲自体はもう歌わずにいられません。



他にもむしろ、これ以上の主役曲が沢山あるのでメタルが好きなら聴いてみて下さい。
随分エドガイって日本じゃ知名度が微妙・・・。
最近のソナタアークティカとか聴いてるよりいいと思うよ 是非このアルバムをっ。